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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2012年01月25日

第10回ビジネススクール

今夜は先程まで大学生・社会人向けのビジネススクールを実施
していました。ケースリーダーの秋満さん、塾生の皆さんの活発
な議論が絶えることなく予定の21時を大幅に超過して先程終了
しました。

今日議論したケースは、地方温泉旅館の事業再生のケース。
まず最終に受講生の経験談から、これまで行った温泉旅館で印象
に残っているところは?という問いに対して、黒川、湯布院、別府、
指宿、という九州の代表的な温泉のほか、箱根や道後などの声も。
もちろん佐賀の温泉、古湯や嬉野、武雄も挙がっていました。
その目的は・・・、というと個別の旅館を目的としているのではなく、
観光を目的に宿泊先を選ぶ、という意見が多かったようです。
 

さて、今回のケースの内容は、1992年に経営者であるご主人が
亡くなったことで事業を引き継いだ奥さんが老舗旅館を切り盛りし
ていくケース。それまでは順風満帆であった旅館を続けていくべきか、
M&Aで売却すべきか、という議論からはじまり、経営革新計画の
認定を受けて大幅な施設改修を行なって新しいタイプのホテル型旅館
として再生していくなど、様々な観点から議論しました。

ホテル・旅館業界においては、需要動向の目まぐるしい変化の中で
繁閑期のバラツキやリピーター客確保の難しさ、その上装置産業型
経営やサービス人員の確保など固定費がかさばる中で、なかなか
経営革新が難しい・・・、しかも借入金も多い・・・。
これからの地方温泉旅館はどうあるべきか、熟考していきました。
 

今回は財務諸表の分析(損益分岐点や限界利益)や需要動向に合わ
せたマーケティングの手法、どの時点で経営を諦めるかなども、
議論の対象となりました。

佐賀でも同じような事例として、富士町の古湯や嬉野などは同じ
ような問題を抱えているかもしれません。特に地方の旅館業界に
おいては、地域協業が必要か否かなど。
本日も議論が尽きることはありませんでした。  


Posted by NPO鳳雛塾  at 22:44Comments(0)社会人ビジネススクール