2012年11月07日

第7回ビジネススクール(世田谷美術館)

今日は、先程まで第7回ビジネススクール鳳雛塾を開催していました。

本日のケースは、世田谷美術館。普段良く使用する民間企業のケース
とは趣が異なり、公共美術館のマネジメントについて参加塾生間で熱い
議論を交わしました。
第7回ビジネススクール(世田谷美術館)

今回のケースリード役(講師)は、梁井先生。さすがに流通業界のプロ
だけあって(バイヤー的感覚)、美術品や芸術品等への造詣も深く、公的
な美術館のケースをマネジメントの観点やマーケティングの観点から実に
巧みにケースリードして頂きました。
第7回ビジネススクール(世田谷美術館) 

世田谷美術館は世田谷区民の美術館として「芸術と素朴」と名付けた展覧
会を通して特色ある取り組みをなされており、国内の美術館の中では特有
な存在と言える美術館のようです。
もちろん海外の美術館と国内のそれを比較した場合、根本的な相違点が多く、
まずは国内における美術館の在り方から議論を始めました。

その後、世田谷美術館の理念や基本方針、人材の登用方法、特別独立行政
法人という組織の在り方、収益モデルの考え方など、特に独自性の強い
部分を議論しながら今後の方向性を考えていきました。
第7回ビジネススクール(世田谷美術館)

ケースの中でも述べられていた公立美術館の収益性の考え方については、
賛成派、反対派に分かれて、収支構造を分析しながら区民のための美術館
とは何ぞや、という根本的な美術館の存在意義までをつめて考えてみました。
もちろん、公立といえどもターゲットを見据えた企画展の在り方やマーケ
ティング、来館者の満足度向上など、一般企業と変わらない視点から今後
の経営につて議論を進めていきました。

今日の授業でも受講生の皆さんは奥が深く、ポイントを押さえた議論を
交わして頂き、聞き応えのあるとても有意義な時間になりました。
ご参加頂きました皆さん、お疲れ様でした。




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Posted by NPO鳳雛塾  at 23:14 │Comments(0)社会人ビジネススクール

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